2025年5月 日本における最新感染症情報と対策

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音声概要

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2025年5月5日更新

監修:ひ~にゃん

より新しいものは下記

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1. 感染症発生動向の概況

2025年春の感染症発生動向調査によると、現在、日本国内では複数の感染症が同時に流行しています。特に注目すべきは、ベトナムを中心とする海外からの輸入例による麻疹(はしか)の国内発生状況と、百日咳の流行拡大です。また、インフルエンザは4月中旬以降減少傾向にあるものの依然として一定の感染者数が報告されています。

特に警戒すべき感染症(2025年5月時点)

  • 麻疹(はしか):海外渡航関連の輸入例から国内感染への波及が懸念される
  • A群溶血性レンサ球菌咽頭炎:定点当たり報告数が4.03と高値を維持
  • 百日咳:学童を中心に流行が継続

2025年4月7日より、急性呼吸器感染症(ARI)が5類感染症に新たに追加されましたが、2025年第17週(4月21日~4月27日)の東京都における定点当たり報告数は58.69と高水準となっています。

疾患名 最新状況(2025年第17週) 流行傾向 警戒レベル
麻疹(はしか) 輸入例中心に全国で58例(2025年第1~13週) 増加傾向
インフルエンザ 定点当たり報告数:0.89 減少傾向
RSウイルス感染症 定点当たり報告数:0.39 横ばい
デング熱 輸入例のみ(国内発生なし) 安定
感染性胃腸炎 定点当たり報告数:8.64 増加傾向
百日咳 全国的に増加(東京都では184件) 増加傾向
水痘 定点当たり報告数:0.87 増加傾向
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 定点当たり報告数:4.03 増加傾向

2. 麻疹(はしか)

現在の流行状況

2025年第1~13週(2025年4月2日現在)における麻疹の報告数は58例となり、2020~2024年における各年の報告数を上回る状況です。特に第8週から増加傾向が見られ、第10週で12例、第11週で14例、第12週、第13週で各11例と顕著な増加を示しています。

週ごとの麻疹報告数(2025年):

第4週:1例、第5週:1例、第6週:1例、第8週:3例、第9週:4例、第10週:12例、第11週:14例、第12週:11例、第13週:11例

症例の特徴

報告された58例のうち、57例(98%)が検査診断例で、50例が典型的な麻疹症状(発疹、発熱、カタル症状)を示す「麻疹(検査診断例)」、7例が一部の症状のみを示す「修飾麻疹(検査診断例)」でした。年齢中央値は26歳(範囲0~73歳)で、男性32例、女性26例でした。

推定感染地域

  • 国内:18例(うち都道府県不明3例)
  • 国外:33例
    • ベトナム:25例
    • タイ:3例
    • フィリピン:2例
    • パキスタン:1例
    • オランダ/ノルウェー:1例
    • イタリア/フランス:1例
  • 国内・国外不明:7例

ワクチン接種歴

  • 接種歴なし:17例(29%)
  • 1回接種:10例(17%)
  • 2回接種:12例(21%)
  • 不明:19例(33%)

遺伝子型

30例から検出された麻疹ウイルスの遺伝子型は、B3型が25例(83%)、D8型が4例(13%)、不明が1例(3%)でした。

臨床医への提言

麻疹は空気感染するため、手指消毒やマスクのみでは予防できません。感染力が非常に強く、発熱出現前から感染性があるため、1例から感染が拡大する可能性が高くなっています。以下の対応が重要です:

  • 定期接種対象年齢(1歳児および小学校入学前1年間の幼児)におけるMRワクチンの2回接種の徹底を患者家族に推奨する
  • 麻疹患者の早期発見と迅速な対応
  • 院内感染対策の強化(スタッフ全員のワクチン接種歴確認と必要に応じた接種)
  • 海外渡航予定者への予防接種の推奨(特にベトナムなど流行地域への渡航者)
  • 麻疹を疑う患者が受診する際は、事前連絡の徹底と適切な隔離対応を行う

重要:大阪・関西万博における感染症リスク

2025年4月13日に開幕した大阪・関西万国博覧会は、国内外から多くの人々が集まる国際的マスギャザリングイベントであり、感染症の発生リスクが高まっています。特に海外からの輸入症例による麻疹の国内流行が懸念されるため、万博来場者や関係者に対するワクチン接種歴の確認が重要です。

 

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3. インフルエンザ

現在の流行状況

2024/2025シーズンのインフルエンザは、2025年1月にピークを迎えた後、徐々に減少傾向にありますが、依然として一定数の感染者が報告されています。2025年第17週(4月21日~4月27日)の定点当たり報告数は0.89で、前週の0.94から減少しています。しかし、例年の同時期と比較すると依然高い水準です。

年齢別の特徴

2025年第17週の報告では、10~14歳(81例)、15~19歳(93例)の学童・生徒での報告が多く見られます。また、成人(20~49歳)での報告も74例あり、幅広い年齢層に影響が見られます。

入院例

全国基幹定点医療機関からのインフルエンザによる入院報告は、2025年第17週で6例となり、前週と比較して5例増加しました。重症例も見られており、特に高齢者と基礎疾患を持つ患者での注意が必要です。

ウイルス型の動向

2024/2025シーズンは、A型(H1N1)pdm09とA型(H3N2)の両方が検出されていますが、シーズン後半はA型(H3N2)の検出割合が増加傾向にあります。B型の検出は少数に留まっています。

ウイルス型 2025年第14週 2025年第15週 2025年第16週 2025年第17週
A型(H1N1)pdm09 32% 29% 24% 21%
A型(H3N2) 65% 67% 73% 76%
B型 3% 4% 3% 3%

臨床医への提言

インフルエンザの活動は減少傾向にありますが、ゴールデンウィーク後の感染拡大の可能性も考慮する必要があります。また、インフルエンザと他の呼吸器感染症(特に新型コロナウイルス感染症、マイコプラズマ肺炎など)との鑑別診断が重要です。

  • 症状出現から48時間以内の抗ウイルス薬投与の有効性を考慮
  • 基礎疾患を有する患者、高齢者、小児、妊婦などのハイリスク患者に対する慎重な対応
  • インフルエンザ様症状を呈する患者に対する迅速検査の実施
  • 院内感染対策の継続(マスク着用、手指衛生、患者の適切な隔離等)
  • 次シーズン(2025/2026)に向けたワクチン接種の推奨

4. RSウイルス感染症

現在の流行状況

2025年のRSウイルス感染症は、例年と異なる流行パターンを示しています。2025年第1〜9週において継続的な増加が見られ、第9週の報告数は2020年以降で最も高い水準となりました。第17週(4月21日〜4月27日)の定点当たり報告数は0.39で、前週の0.40からわずかに減少していますが、例年の同時期と比較すると依然高い水準です。

RSウイルス感染症の流行パターンが2021年以降変化しており、従来の秋〜冬のピークから、初夏〜夏にピークを迎える傾向が継続しています。2025年の流行は例年よりも早く1月下旬から増加が見られました。

年齢別の特徴

RSウイルス感染症は主に乳幼児に影響を与えていますが、2025年の特徴として、1歳未満(0〜5ヶ月:9例、6〜11ヶ月:22例)および1歳(46例)の乳幼児の報告が多くなっています。またA型とB型の両方のウイルスが検出されています。

年齢区分 報告数(2025年第17週) 割合
0〜5ヶ月 9 8.8%
6〜11ヶ月 22 21.6%
1歳 46 45.1%
2歳 14 13.7%
3歳 5 4.9%
4歳以上 6 5.9%
合計 102 100%

臨床医への提言

RSウイルス感染症は乳幼児、特に6ヶ月未満の乳児や基礎疾患を持つ小児において重症化しやすく注意が必要です。夏季にかけての流行拡大が予測されるため、以下の対応を推奨します:

  • 乳幼児の呼吸器症状(喘鳴、呼吸困難、陥没呼吸など)に対する注意深い観察
  • 早産児、先天性心疾患、慢性肺疾患を持つ小児に対する特別な注意
  • 必要に応じた入院加療の検討(特に乳児、基礎疾患を持つ小児)
  • 保護者への適切な指導(手洗い、環境清掃、兄姉からの感染予防など)
  • 保育施設でのRSウイルス感染症に関する情報提供と予防対策の推奨

RSVワクチンと抗体製剤の最新状況

海外では高リスク乳児向けの新しいRSVモノクローナル抗体(ニルセビマブ)や高齢者向けRSVワクチンが承認されています。日本でも導入に向けた検討が進んでおり、今後のRSV感染症対策に役立つことが期待されます。

5. デング熱

現在の状況

2025年5月現在、日本国内では輸入例を中心としたデング熱の報告が継続していますが、国内での蚊を介した感染例は確認されていません。最新の週報(2025年第17週)では東京都内での報告はなく、全国的にも冬季〜春季の低温期に国内感染例はほとんど報告されていません。

国立感染症研究所の報告によると、2024年も東南アジア(特にフィリピン、ベトナム、タイ、インドネシアなど)からの輸入例が中心となっています。季節性の特徴として、夏〜秋にかけて輸入例および国内感染例のリスクが高まることが予想されています。

流行国の状況と輸入リスク

2025年に入り、東南アジアの一部地域でデング熱の流行が継続しており、特にフィリピン、ベトナム、タイなどからの輸入例が継続して報告されています。夏季の流行期に向けて、輸入例の増加が懸念されます。

主な輸入例の推定感染国(2023年-2024年) 報告例数 流行状況
フィリピン 15例 流行継続中
ベトナム 複数例 局地的流行
タイ 複数例 流行拡大中
インドネシア 複数例 流行継続中
スリランカ 11例 流行継続中

国内感染リスクと対策

2014年に東京都内の公園を中心に160名以上の国内感染例が報告されたように、輸入例を起点とした国内感染の発生リスクは依然として存在します。蚊の活動が活発になる夏季(特に7〜9月)に向けて、以下の対策が重要です:

医療機関での対応

  • 発熱と渡航歴のある患者に対するデング熱の鑑別診断
  • 疑い例に対する迅速な検査実施と保健所への連絡
  • デング熱患者の適切な管理(血小板減少、出血傾向など)
  • 重症化リスク(デング出血熱、デングショック症候群)の評価

予防対策

  • 流行地域への渡航者に対する蚊対策の推奨
  • 長袖・長ズボンの着用、虫除け剤の使用
  • 国内での蚊の発生源対策(水たまりの除去など)
  • 蚊の活動が活発な時間帯・場所での注意喚起

ワクチン開発の最新状況

武田薬品工業のデング熱ワクチン「キューデンガ」は2025年2月時点で世界40カ国・地域で承認されており、日本国内でも今後の導入が期待されています。頻繁に流行地域へ渡航する方や在住者向けの予防策として注目されています。

6. 感染性胃腸炎(ノロウイルス等)

現在の流行状況

2025年第17週の感染性胃腸炎の定点当たり報告数は8.64で、前週の7.60から上昇し増加傾向が続いています。例年この時期は減少傾向となるため、例年とは異なる流行パターンが見られています。東京都における病原体検出状況では、主にノロウイルスGII.3型とGII.4型が検出されています。

週別の定点当たり報告数推移

  • 2025年第14週:6.28
  • 2025年第15週:7.79
  • 2025年第16週:7.60
  • 2025年第17週:8.64

検出されたウイルス型

  • ノロウイルスGII.3
  • ノロウイルスGII.4
  • ノロウイルスGII.17
  • ロタウイルス(小数)

全国的にも、複数のタイプのノロウイルスが同時に流行しており、特にGII.17型が65%余り、GII.4型が17%余り検出されていることが報告されています。年齢別では、1〜4歳(279例)と20歳以上(183例)の報告が多く、保育施設や介護施設でのアウトブレイクも発生しています。

感染経路と対策

ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、主に以下の経路で感染が広がります:

主要感染経路

  • 汚染された食品や水からの感染
  • 感染者の糞便や嘔吐物に直接触れることによる接触感染
  • 嘔吐物などが乾燥して空気中に漂うことによる飛沫・エアロゾル感染
  • 感染者が調理した食品を介した二次感染

効果的な予防対策

  • 石けんと流水による手洗い(アルコール消毒だけでは不十分)
  • 調理器具の適切な洗浄・消毒(85℃以上で1分以上の加熱など)
  • 嘔吐物・糞便の適切な処理(塩素系消毒剤の使用)
  • 食品の十分な加熱(中心温度85〜90℃で90秒以上)
  • 二枚貝などのリスク食品の取り扱いに注意

臨床医への提言

感染性胃腸炎、特にノロウイルス感染症は通常自然治癒しますが、脱水症状に注意が必要です。特に乳幼児や高齢者では重症化しやすいため、適切な対応が重要です:

  • 十分な水分補給の指導(経口補水液の使用推奨)
  • 集団発生時の早期対応と保健所への連絡
  • 二次感染予防についての患者・家族への指導
  • 施設内発生時の標準予防策の徹底と接触予防策の追加
  • 医療従事者の手洗いの徹底と感染対策の強化

注意:例年と異なる流行パターン

通常、ノロウイルスは11月から増え始め、12月から翌年1月にピークを迎えますが、2025年は5月に入っても高い報告数が続いています。夏季の食中毒シーズンに向けて、引き続き警戒が必要です。

 

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7. その他の注目すべき感染症

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

2025年第17週の定点当たり報告数は4.03で、前週の3.46から増加しており、高い水準での流行が続いています。特に5〜9歳の小学生低学年での報告が多く、学校や保育施設での流行が見られます。

近年、侵襲性A群溶血性レンサ球菌感染症(劇症型溶血性レンサ球菌感染症)の報告が増加傾向にあり、第17週には4件(うち死亡1件)の報告がありました。A群溶血性レンサ球菌による咽頭炎の適切な診断と治療が重要です。

臨床特徴と診断

  • 発熱、咽頭痛、扁桃の発赤・腫脹、苺舌
  • 迅速抗原検査による診断の有用性
  • 学童期の小児に多いが、成人での発症も増加

治療と予防

  • ペニシリン系抗菌薬による適切な治療
  • 家庭内での密接な接触による二次感染に注意
  • 症状改善後も抗菌薬の完遂の重要性
  • リウマチ熱や急性糸球体腎炎などの合併症予防

 

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百日咳

2025年第17週には184件の報告があり、特に10代(93件)での報告が多くなっています。前週の場合と比べて7件増加しており、全国的に流行が継続しています。

年齢別の発生状況

  • 0歳:3件
  • 1〜4歳:8件
  • 5〜9歳:42件
  • 10代:93件
  • 20代以上:38件

予防接種状況

  • 4回接種済み:94件
  • 1〜3回接種済み:9件
  • 接種なし:5件
  • 不明:76件

百日咳の特徴として、ワクチン接種完了者でも感染する例が多く見られます。これはワクチンによる免疫の減衰が関連していると考えられています。特に10代での流行が顕著で、学校での集団発生事例も報告されています。

成人の百日咳への注意

成人では典型的な「百日咳様咳嗽」を示さないことが多く、長引く咳として見逃されることがあります。長期間(2週間以上)続く咳の場合は、百日咳の可能性も考慮する必要があります。家族内に新生児・乳児がいる場合は特に注意が必要です。

 

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水痘

2025年第17週の水痘の定点当たり報告数は0.87で、前週の0.51から増加しています。東京都内の31保健所中10保健所では、定点当たりの報告数が注意報基準の1.0を上回っており、都全体の人口の37.2%をカバーする地域で注意報基準を超えています。

現在の水痘ワクチンは定期接種化されていますが、過去にワクチン未接種で自然感染もしていない人々(特に外国人)が感受性者として残存しており、成人での発症も見られています。第17週には、20歳以上での発症が5例報告されています。

年齢別の発生状況

  • 1歳未満:4件
  • 1〜4歳:23件
  • 5〜9歳:164件
  • 10〜19歳:33件
  • 20歳以上:5件

臨床医への提言

  • 水痘患者の隔離と登校・登園制限の指導
  • 免疫不全者など重症化リスクのある患者への注意
  • 妊婦の水痘抗体検査と接触時の対応
  • 帯状疱疹との鑑別診断
  • 予防接種歴の確認と推奨

急性呼吸器感染症(ARI)

2025年4月7日から感染症法施行規則改正により5類感染症に位置付けられた急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)の第17週の定点当たり報告数は58.69で、前週の51.01から増加しています。これは各種呼吸器ウイルス(ライノウイルス、SARS-CoV-2、RSウイルスなど)の同時流行を反映していると考えられます。

ARIの症例定義は「38℃以上の発熱を伴う急性上気道炎症状または下気道炎症状があり、かつ、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症が除外された者」とされており、広範な呼吸器感染症を含むサーベイランスとして重要です。

ARIサーベイランスの重要性

ARIサーベイランスは、インフルエンザやSARS-CoV-2以外の呼吸器感染症の流行状況を把握する上で重要な役割を果たします。今後、新たな呼吸器感染症の流行を早期に発見するためのシステムとして活用されることが期待されています。

8. 感染症予防と対策

共通する予防対策

多くの感染症に共通する基本的な予防対策として、以下の点が重要です:

個人の予防対策

  • 手洗いの徹底(流水と石けんによる適切な手洗い)
  • マスクの適切な着用(症状のある人、ハイリスク者)
  • 咳エチケットの実践
  • 体調不良時の外出自粛
  • 定期的な換気の実施
  • 予防接種の適切な接種

施設・組織の対策

  • 感染者の早期発見と適切な隔離
  • 定期的な環境清掃と消毒
  • 流行状況に応じた集会・イベントの制限
  • 感染症に関する情報共有と教育
  • 施設内での感染対策マニュアルの整備と訓練
  • 集団発生時の保健所等への速やかな報告

2025年大阪・関西万博における感染症対策

2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博は、国内外から多くの来場者が集まるマスギャザリングイベントであり、感染症のリスクが高まっています。以下の対策が重要です:

  • 渡航前の予防接種歴確認(特に麻疹・風疹の予防接種歴)
  • 海外からの来場者に対する入国時の健康状態確認
  • 会場内での手指衛生設備の充実
  • 症状のある人の入場制限や適切な医療機関への紹介
  • 感染症サーベイランスの強化と迅速な情報共有
  • 医療機関・保健所との連携体制の構築

大阪・関西万博感染症情報センターの活動

大阪・関西万博の開催に伴い設立された「大阪・関西万博感染症情報センター」が、万博期間中の感染症発生動向の監視と情報提供を行っています。地域の医療機関は、万博関連と思われる感染症発生時には同センターへの連絡も推奨されています。

夏季に向けた感染症対策

今後の夏季に向けて、以下の感染症への注意と対策が必要です:

注意すべき夏季の感染症

  • 手足口病(例年6〜8月にピーク)
  • ヘルパンギーナ(幼児を中心に流行)
  • 咽頭結膜熱(プール熱)
  • RSウイルス感染症(近年は夏季にピーク)
  • 食中毒(カンピロバクター、サルモネラなど)
  • 蚊媒介感染症(日本脳炎、デング熱など)

夏季の感染症対策

  • 食品の適切な保存と十分な加熱調理
  • プールの衛生管理と利用者への注意喚起
  • 蚊の発生源対策と吸血防止策
  • 熱中症予防と適切な水分補給
  • 冷房使用時の定期的な換気
  • 夏季の集団生活施設での感染対策の強化

9. 参考資料

引用・参考情報源

情報更新について

本資料は2025年5月5日時点の情報に基づいて作成されています。感染症の流行状況は日々変化するため、最新の情報は各公的機関のウェブサイトでご確認ください。

定期的なチェックが推奨される情報源

海外の感染症情報

©2025 byひ~にゃん

本資料は情報提供を目的としており、医療行為や診断を推奨するものではありません。
実際の診療においては、最新の知見や各医療機関のガイドラインに従ってください。

最終更新日:2025年5月5日